前橋市で粗大ゴミの処分にお困りではありませんか?引っ越しや大掃除で大型のゴミが出ても、正しい方法を知っていれば安心です。前橋市では自治体の公的サービスを中心に、前橋粗大ゴミ処分の方法が主に4つあります。
本記事では、それぞれの処分方法や手順、料金について詳しく解説します。前橋市のゴミ処分ルールをしっかり把握して、快適に粗大ゴミを処分しましょう。
粗大ゴミとは、前橋市指定の45リットル家庭ゴミ袋に入らない大きさのゴミのことです。45リットル袋に収まる大きさのものは粗大ゴミではなく、「可燃ごみ」または「不燃ごみ」の日に通常の集積所へ出す決まりです。例えば、解体して袋に入るサイズになれば粗大ゴミ扱いにはなりません。
粗大ゴミに該当する品目の例として、以下のような大型の家具・家財があります。
45L袋に入らない家庭用品は粗大ゴミと考えてください。逆に、小型で袋に入るものは粗大ゴミとして扱わず、決められた分別区分の日に出しましょう。
前橋市では、粗大ゴミとして市が収集できない品目が定められています。次のようなものは市では処理できない粗大ゴミなので注意しましょう。
以上の品目は、市の粗大ゴミ収集サービスでは受け付けてもらえません。該当するものは、販売店への引取りや許可業者への依頼で適切に処理しましょう。
前橋市で粗大ゴミを処分する方法は、大きく分けて4つの手段があります。それぞれ手続きや費用、手間が異なりますので、順番に見ていきましょう。
各地域の町内会・自治会が主体となって行う「粗大ゴミの集団回収」を利用する方法です。前橋市では、多くの自治会が年に1回程度、地域住民向けに粗大ゴミの回収日を設けています。お住まいの地区で実施される場合は、その機会に粗大ゴミをまとめて処分できるため便利です。
自治会回収がある地域の方は、ぜひこの機会を活用しましょう。町内会単位での回収を利用すれば、各自で搬出する手間も軽減できます。ただし実施がない自治会もありますので、自分の地域で行われているか不明な場合は前橋市ごみ収集課(027-253-1009)へ問い合わせてみてください。
前橋市が実施する戸別収集サービスを利用して、自宅まで粗大ゴミを取りに来てもらう方法です。
自宅前まで回収に来てもらえるので、条件内で処分できる粗大ゴミは積極的に活用すると良いでしょう。
ご自身で粗大ゴミを直接市の処理施設に持ち込む方法です。前橋市には粗大ゴミを受け入れる施設が2ヶ所ありますので、それぞれご紹介します。
持ち込み処分を利用する際は、事前に施設へ電話連絡をしてから搬入してください。施設ごとに受付時間や休日がありますので、以下の案内を参考にしましょう。
「荻窪清掃工場」は前橋市荻窪町にある市の清掃施設です。粗大ゴミや不燃ごみ、資源ごみを受け入れています。
「富士見クリーンステーション」は前橋市富士見町石井にある処理施設です。
市の戸別収集では3点までのところ、自家用車に積めるだけまとめて運べます。また200kgまでは無料なので、大量ごみでも費用が抑えられます。
デメリットとしては自力で運搬・搬入する手間がかかる点です。施設は平日しか開いていないため、仕事の休みを利用するなど日程調整も必要です。
市のサービスを使わず、民間の不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。行政の戸別収集では対応できない大量の粗大ゴミや、今すぐ処分したい場合、自分では運び出せない重量物がある場合などに検討される手段です。
不用品回収業者に依頼すれば、自宅までスタッフが来て家の中から運び出しを行い、そのままトラックで回収・処分してくれます。自分で運搬する必要がないため手間はかかりません。ただし民間業者の利用料金は行政サービスより高額になる傾向があります。
利用する際は、必ず市区町村から許可を得た正規の業者を選びましょう。産業廃棄物収集運搬などの許可を持たない無許可業者に依頼すると、不法投棄等のトラブルにつながる恐れがあります。
不用品回収業者は即日対応や深夜対応してくれるところもあり、時間がない場合や迅速に処分したい場合の選択肢になります。行政サービスでは取り扱ってもらえないピアノなども、専門業者なら回収可能です。
前橋市の粗大ゴミ処理にかかる料金は、利用する処分方法によって異なります。以下に各方法ごとの費用目安をまとめます。
| 処分方法 | 費用 |
|---|---|
| 自治会の集団回収 | 無料 |
| 戸別収集(行政サービス) | 無料 |
| 清掃工場等への自己持ち込み | 200kgまで無料、超過分は10kgごとに180円 |
| 不用品回収業者への依頼 | 数千円〜数万円(業者により異なる) |
以上より、最も安く済む方法は自治会回収や戸別収集、自己持ち込みと言えます。特に自己搬入は200kgまで無料なので、大量に処分したいときにおすすめです。
粗大ゴミの中には、捨てる以外の方法で費用をかけずに処分できるものもあります。不要になった家具や家電でも、状態が良ければ欲しい人がいるかもしれません。ここでは前橋市で粗大ゴミを無料で処分する3つのアイデアをご紹介します。
フリマアプリやネットオークションを活用して、不要になった大型品を売却する方法です。例えばメルカリやヤフオク、ラクマといったフリマサイトに出品すれば、粗大ゴミを処分できるだけでなく売上を得ることもできます。自分にとって不要な物でも、他の誰かにとっては欲しい物かもしれません。リユースによって廃棄せずに済みます。また多少のお金になることで処分費用の足しにもなります。フリマサイトでは出品者が送料を負担するケースが多い点に注意しましょう。特に大型商品の配送費は高額になりやすいため、値段設定に送料を織り込む必要があります。また売れるまで自宅で保管しておかなければなりません。自宅に十分な保管スペースがない場合や、早く処分したい場合は別の方法を検討しましょう。
インターネット上の地域掲示板やコミュニティサイトを使って、欲しい人を募り譲渡する方法です。例えば「ジモティー」などのサイトでは、不要品を無料で譲りたい人と欲しい人をマッチングできます。投稿して近隣で引き取り手が見つかれば、運搬や配送の手間を抑えて処分できます。直接受け渡しで送料もかからず、大型家具でもその人が車で取りに来てくれればこちらの負担はほとんどありません。品物の状態が悪い場合や需要が無い場合、貰い手が見つからないことも多いです。汚れや破損がひどい物は投稿しても引き取り手が付かず、結局処分することになるでしょう。ある程度の期間募集してみて反応がなければ、潔く粗大ゴミとして捨てる決断も必要です。また、譲渡の際はトラブル防止のため、連絡先の交換や受け渡し方法などマナーを守りましょう。
リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらう方法も、有効な粗大ゴミ処分方法です。まだ使える家具・家電・生活用品であれば、専門のリサイクル店が査定の上で引き取ってくれる可能性があります。前橋市内にもハードオフ・オフハウスなど中古品店がありますので、大型品でも買い取り可能な店舗に相談してみましょう。また、店舗によっては複数の品目を一括で買い取ってもらえることもあり、大掃除で出た不用品をまとめて処分できる可能性があります。リサイクルショップごとに取り扱い商品や買取条件が異なる点に注意が必要です。お店によっては古い家電や大型家具は扱わない場合もあります。また買取価格も店舗やタイミングによって差があります。少しでも高く売りたい場合は、複数店で査定してもらうと良いでしょう。出張買取サービスを行っている店もありますが、査定額が付かない場合は持ち帰りになる可能性もあります。
前橋市では、粗大ゴミ以外の家庭ゴミを6種類に分別して収集しています。それぞれ「紙・衣類等」「プラ容器」「資源ゴミ(ガラスびん、空き缶、ペットボトル)」「危険・有害ゴミ」「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」という区分です。
紙類や衣類は、可燃ゴミとは別に「紙・衣類等」の区分で資源回収されます。可燃ごみ袋に入れず、地域の「紙・衣類等」の収集日に集積所へ出してください。
「紙・衣類等」に分類される代表的な品目は以下の通りです。
紙類は種類ごとにまとめ、飛散しないよう紐で十字にしばって出します。衣類も透明・半透明の袋に入れて出しましょう(雨天・雨予報の日は衣類回収は中止されます)。なお、濡れていたり汚れや悪臭がひどい衣類はリサイクル困難なため可燃ゴミに出してください。
プラ容器とは、食品や日用品のプラスチック製容器包装のことです。プラマーク(プラスチック識別表示)が付いた容器包装類は、この区分で資源回収されます。前橋市ではプラ容器も指定のゴミ袋に入れて集積所に出します。収集日は「プラ容器」の日となっています。
「プラ容器」に含まれる具体的な品目例は以下の通りです。
出す際は中身を使い切り、軽く水洗いして汚れを落としてから出してください。汚れが落ちないものや洗えないもの(マヨネーズのチューブ、油汚れのひどい容器など)は無理にプラ分別せず可燃ゴミに出しましょう。「プラ容器」の収集日に出せば、それ以外のプラスチックよりリサイクルされやすくなります。
資源ゴミとして前橋市が回収するものは、主にガラスびん類、空き缶類、ペットボトル類です。家庭から出る以下のようなものが該当します。
資源ゴミの出し方は品目によって少し異なります。ガラスびんは専用のコンテナ(集積所に設置されている青や緑のケースなど)に入れます。空き缶とペットボトルは市指定の透明・半透明ゴミ袋に入れて出してください。収集日は「資源ゴミ」の日で、地域の収集カレンダーに従います。いずれも中身を水でゆすいで清潔な状態で出すことが大切です。ラベルやキャップも可能な範囲で外し、ペットボトルは潰して出すとよいでしょう。
危険ゴミ・有害ゴミとは、火災や環境汚染の恐れがあるゴミです。前橋市では以下のような品目が該当します。
これら危険・有害ゴミは、収集日に黄色い専用コンテナボックスに入れて出します。収集日は「資源ゴミ」の日に合わせて設定されています。ガラスびん・缶・ペットボトルの資源ゴミ収集と同じ日に、コンテナを使って回収されます。各自治会の集積所に黄色い容器が配置されていますので、その中に種類ごとに分けて投入しましょう。スプレー缶やボンベは必ず中身を使い切り、火気の無い屋外で穴をあけてから出してください。乾電池やボタン電池もできればテープで端子をふさぐなど、発火防止策を取ると安心です。
可燃ゴミは一般的な燃やせるゴミです。前橋市では指定の可燃ごみ袋に入れて出します。週に2回程度収集日が設けられており、台所ゴミや紙くずなど日常的に発生します。前橋市で可燃ゴミに分類される例は次の通りです。
可燃ゴミを出す際には、資源化できる紙類やプラ容器が混ざらないよう注意しましょう。前橋市の調査では、可燃ゴミ中に大量の紙や衣類が混入していることが判明しています。資源ごみのリサイクル率向上のためにも、分別ルールを守って正しく可燃ゴミを出してください。
不燃ゴミは燃やせず、資源にもならないゴミです。陶器や金属、小型家電などが該当します。前橋市で不燃ゴミとして出せる主な品目の例は以下の通りです。
こうした不燃ゴミは、前橋市指定のごみ袋に入れて「不燃ゴミ」の収集日に出します。袋の口をしっかり縛り、中身の見える半透明袋で出してください。不燃ゴミ収集は月に2回程度の地域が多いです。割れ物や刃物は新聞紙などで包み「キケン(危険)」と表示してから袋に入れると、収集作業員への安全配慮になります。
前橋市における粗大ゴミ以外のごみ分別方法についてまとめました。普段から分別ルールを意識し、適切な方法で家庭ゴミを出すことが、清潔で安全な地域環境につながります。粗大ゴミ処分の際も、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。正しい手順で処分し、前橋市の美しい街づくりに協力していきましょう。
群馬不用品回収では群馬県内全域を対象に不用品回収を行っています。お見積もりは無料で承っていますので、群馬県内で不用品・粗大ゴミの処分にお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。また、スケジュール次第では群馬県内へ最短即日中の訪問が可能です。